年を取ったと思った。

詳しく書くと、どこで仕事してるかバレちゃうから書けないですが、Silverlightを使ったシステム開発の仕事をいただき、取り組んでいます。

これ、技術的には、バカにしてたんですよね。ちょっとやればできるだろうと。

で、正直に言うと、今でも技術的な意味では、「筋の悪いモノを使ったなぁ」と思ってます。
その感想は、半分は当たってると今でも思っているのですが。それは、生産性が上がらない、という意味で、です。つまりプログラマ視点の意見というより、管理側の視点として、ですね。新規参画者の教育・育成にかかる時間が、結局従来の他ツールに劣らないどころか、もっとかかっているから、これは管理視点でいうと、失敗だと思うのですね。

ただ、いま私は、半ば、プログラマとして参加しています。作らねばならない。

作るのに、えらい時間がかかるんですよね。

でも、周りの若い衆は、私よりは早く進めている。確かに私は、いろいろなことを抱えていて、決して朝から晩までプログラムをいじれない状況ではあるのですが、それにしても、という思いがあります。

正直に書くと、ホント、Delphiだったら(古いですか?いえ現役ツールですぜ)
「この場合、こう組めば、データが参照できるだろう」
というのが、まったく通らない。しかも、なぜ通らないか、説明がない。

最近ハマったのは、上位階層のDatacontextにアクセスしたいと思って。コンパイルエラーにもならないし。実行時エラーにもならないし。でも、見えてない。ネットで調べると、これ、ダメらしい。なんでだ。ElementName指定して、上位階層のオブジェクトのプロパティをばっちり参照できるのに、どうしてDataContextだけはだめなの?

もちろん、答えがないのはわかっていて書いているのです。
いま、一つだけ例として挙げましたけど、一事が万事こうなのです。

疲れるんだよね。M$の「テクノロジ」とやらの練りの浅さが、ホント疲れるのだよね。Javaで全部作りたいよ。C#に言語的な興味は感じるけど、実装がこれじゃ、とても使う気にならんぜよ。というのが本音です。

ちなみに、悪口を言う前に、自宅PCにもVisual Studio Expressを2010から3バージョン入れ、今やほとんど売ってないSilverlight本を、いま数えたら、10冊買った。独習C#は除いたよ。オライリー秀和システムのがわかりやすく、私が知りたい!と思うことを書いている本だった。Silverlight以外のC#本では、川俣さんの本が、世間評通り、いやそれ以上にいいですね。短いサンプルを読みながら打ち込んで、monoで動かすのが、最近の僕の、呑んだ後寝る前のひと時の楽しみです。

そのうえであえて言いますが、ホント筋の悪い技術だ!

でも、年をとって、新しいことを覚えるのが遅くなったんだなと実感しています。