おふくろ

今日も病院にいき、話し相手をしているうちに一時間半。
夕暮れの近所の山や公園を眺めながら、歩いて帰ってきた。

死線を乗り越える体験というのはやはり人を変えるということが良くわかった。
僕は決して人当たりのいい息子ではないので、口も悪いし、機嫌も悪いので、年がら年中お袋と喧嘩していたが、何だか信頼感というか、そんなものが出来たような気がする。死病を乗り越えないとそうならないというのも、どうかと思うが…とにかく、最近は何を言っても聞いてくれるので逆に心配である。相当我慢していると思う。そう考えると、こちらも気を使って、少しでも親孝行しようと思う。