青木 雄二 『人生論』

古本屋の105円コーナーで一番薄かった一冊をゲットして電車に乗った。
思考力の健全さを感じさせる。肯けなかったのは、資本主義とマルクス主義唯物論という語。あまりに健全な思考力が辿りついた結論を表現するにあたり、この語しか無かったんだろうか、何かニュアンスが違うような?という感じが最後までつきまとった。

私のように、神秘主義をすら信じかねない、理性を信じない脆弱な思考の持ち主には羨ましいぐらい健全。しかしどこかで道を間違えてるような気がした。