僕のドリキャスの直し方

中古のゲーム機になぜか心惹かれ、まずスーパーファミコンを寝床に現役復帰させた。
すると、コントローラーの消耗が心配になり、予備、という意味で、中古で買った。ところが、あまりに汚い。分解掃除して、プラスチックを一晩、洗剤に漬けて再組み立てしたりして、喜んでいる。
痛むのは主にコントローラー内部の「ゴム」であり、ゴムが痛んで伸びきった中古を買っても、「部品の予備」にはならないのである。ボタンその他のプラスチックが破損することは、特に任天堂製品の場合、まず無い。僕の一生ぐらいは楽勝で使えそうな耐久性がある。そもそも、中古ゲーム機の分解掃除の方が楽しくて、ゲームをする暇がないというのは、どうなんだろうか。何か、道を踏み外した感じがする。反省。

それはそうと、SFCやFCで、懐かしのファミスタなどを再収集し、丁寧に箱やカセットを掃除しているうち、結構、寝る前の暇つぶしとして、楽しくなってきた。だんだん病が嵩じて、今度はGAME CUBEを3000円で、Dreamcastを2800円で、それぞれ買った。
GAME CUBEは何と未開封品だった。これでは掃除の必要がない!こちらは『ガンダム戦士たちの軌跡』専用機となった。
めちゃくちゃ調子いいし、コントローラーは思いのほか握りやすく、プレステより持った感じはいい。(見た目の質感はプレステの方が好き)
ただ、よくよく考えてみると、茶の間にWiiがあるから、本体を買わなくてもGAME CUBEは遊べるのであった。(コントローラーは要ります)

というわけで、GAME CUBEは、買う必要がなかったかも知れない、という一点を除けば、大満足している。任天堂の底力を感じる。

一方のドリキャスは本物の中古である。これが不調で、参った。いじくりがいはあるが、手強い。最初こそ動いたが、わずか30分でディスクを認識しなくなった。実に、まっとうな「不良品」である。
とにかく調子が悪い。光学ディスクのピック部分が、中心に寄ったまま固まってしまうため、らしい。レンズに指の汗がつかないよう、慎重にピックの周辺部につめ先をひっかけ、外周部へガキガキ…と無理やり動かしてから、電源を再度投入すると直る。最初、故障品だと思って諦めかけたが、じっとハードを眺めていてふと気づいた。こんなやり方でいいのかわからないが、とにかく、ガキガキ…という嫌な音が怖いけど、ピックを定位置に戻すことで動作する。いつの日か、ガキガキ…ボキリ!と破滅の音がして永眠する日が来そうだが…2800円だから許す。

おまけに、24時間程度経つと、日付を忘れるから、結局毎日設定しないといけない。疲れる。

電源を入れて、キュイーン!という音に続いて、モーターが停止するとがっかりする。
逆に、ピポという小さな電子音に続いて、シュシュ!シュシュ!と何かがすり減っていそうな、危なっかしい不安定な読み込み動作が始まると、無事起動した証拠である。

起動すると安心してゲームをしないことがある。

私はいったい何のために中古ゲーム機を買い集めているのであるか?!

同様に「ドリキャスで、ゲームディスクをいれてるのに読み込めない・そもそも回転していない」という症状で悩んでいる人は、蓋を開けて、よ〜くピックの位置を見てください。内周、回転軸寄りでピックが停止しているなら、僕と同じ症状かも知れない。
(もちろん、こんな乱暴なやり方で、ハード壊しても、僕は知らんよ!)