水曜どうでしょう

どうでしょうのDVDをローソンのロッピで買っているひとは多いと思うが、コンビニってところは、店によってバイトの質が結構違う。多くの場合、その違いは、個人の資質に大きく依存すると思うんだがその一方、店の指導・管理も実は大きなウェイトを占めるようだ。

場所は書かないが、僕は通勤中に通るローソンでいつも買っていた。しかしもうあの店には行くのやめたぞ。
このローソンのバイトはひどい。先日「DVDボックス」……箱だけ買ったのね、中身は既に購入済みだから……を取りに行った時など、まず口の利き方すらできない。
引換券を出したらカネを払えという。馬鹿な!よく見ろ書いてあるだろ!!と文句を言ったら、しぶしぶ商品を探し出した。が、今度は場所がわからない。
「何でアタシがそんなこと知ってるワケぇ?」
って感じの今時のねーちゃんがキョロキョロ、クネクネして困ってるだけ。隣の同僚?の兄ちゃんが焦って、代わりに僕に謝るんだけど、この兄ちゃんも、どうでしょうの箱、というより、ロッピの商品をどこにしまっているかわからない。本当にこいつらバイトなのか。

こっちは常連だから、わかってる。
「そこだよ!」
レジから身を乗り出すように、店内の奥を指さす僕。
「そこの引き出しの奥に、さっきちらっと見えたぞ」
白い袋に包まれていても、大泉の顔が印刷されたどうでしょうボックスは、一目でわかる。
「あっ。どうもすみません」
確かにどうでしょうDVDボックス2である。僕はプンプンしながら
「これだよこれ」
と言いながら受け取った。
あまりに僕がプンプンしてるせいか、あるいは、ねーちゃんのやる気のなさからか、なぜかねーちゃんは、引替券も添えて、僕に渡してきた。僕はプンプンしているから、勢いでその券を受け取った。
そして、プンプンしたまま、店を大股で出てきた。

……そのとき、気づくべきだったのだ。その、ズッシリした重さに。

つまり、彼らは、空箱の「どうでしょうボックス2」ではなく、中身入りを僕にくれたのだ。それに引替え券まで返しやがって、これじゃよく考えたら、二重取りできるじゃないか。あのバイト二人は、文字通りの馬鹿じゃないのか?

でも返さない訳には行くまい。
あまりにプンプンしていた手前、自分で返しに行くのはシャクで、別の人に頼んだというのは内緒だ。空のボックスはようやく手に入ったが、もうあのローソンに行くのはイヤになった。っていうのも、今回だけじゃないからだ。いつもいつも同じバイトがいる訳じゃない。こっちはもう何年も通っているんだから。でもいつも、応対が雑だったり無知だったり馬鹿だったりして苦労させられるってことは、きっと店側に何らかの問題があるんじゃないかと思うのだ。

それに比べて、地元の駅そばのローソンは全然感じが違う。普通のローソンだ。
今度からはここに討ち入ることにする。
カレンダーもここで頼んだし、DVD第11弾も、会社を休んだのをいいことに、さっき申し込んできた。

病院で風邪薬をもらった帰りだったので、昼前後の暇な時間。いつもの混み合う時間帯と違って、近所のおばちゃん風のバイトが3人ほど。でも、おばちゃんにはおばちゃんの優しさがあるわな。その店のロッピって窓際にあって、昼の日差しが強いと画面が見えないんだよね。僕が困って画面を手で覆うようにして必死に操作しているのをみて、おばちゃんたちがなにやら話しのネタにしている。僕が振り返って困った顔をしてみせたら、おばちゃん、窓のシェードを
「これ全然光りさえぎらないんだよね」
なんて言いながら一応下げてくれた。やっぱりだめだったので今度はその辺の商品を渡して、
「これで遮りながらやって」
ですと。素朴で嬉しくて笑ってしまいました。どうもありがとう。おかげで気持ちよくDVD注文できましたよ。

このDVDの引き渡しは4/15。桜も散ったあとかなぁ。