『Windows Server 2008実践評価ガイド』

というムックを本屋で手に取ったら、Server 2008の64bit版RC0がオマケについていた。それで、ふと、そうだ、ぼくのAthron64x2マシンに、64bitの威力を発揮させてみよう、と思って買って帰ったのが運のつき。いつものヤな予感が当たり案の定、インストールの途中で目を離したらリブートがかかった。そして、どうやってもブートしなくなった…

こんな時のために作ってあるGRUBフロッピーを使おうと思ったら、フロッピーが腐っていて読み取りエラーとなった。そこで、押入れからフロッピーを探し出し、GRUBイメージを書き込もうと思った。こんな時のために、キー配列を日本語キーボードに直した0.97のフロッピーイメージを、作っておいたのである。ところが、立ち上げている数台のPCを捜索したところ、どうやら、肝心のイメージをコピーし忘れ、先日退役させた10数年間稼働していたPentium90Mhzマシンに残していたことが判明した。そこで、退役マシンを引っ張り出し、電源をおそるおそる入れ、TurboLinux6.0が起動するのをハラハラしながら眺めた。他のマシンからSamba経由でファイルを探すと、有った。そして、ddでフロッピーに書き込もうとしたら、案の定、I/Oエラーが出て、2枚ほどフロッピーを捨てるハメになった。

ようやく出来上がったフロッピーを問題の最新PCに差し込んでGRUBでマシンを起動し、


root (hd0,0)
chainloader +1
boot
としたが、案の定、何も起きない。どうやら、NTローダーが潰されてしまった模様である。

そこで、次に、NTブートイメージを探しだし、同様にフロッピーに書き込んだら、案の定、書き込みエラーが出てさらに何枚か捨てたが、今日は、ぼくのフロッピーの棚卸が目的ではないから他のフロッピーの調査はせず、さっさと先に進む。

出来上がったNTローダー入りフロッピーの、boot.iniを編集し、問題の最新PCに合わせて指定内容を書き換え、いざリブートすると…読者の期待通り、system32\ntoskernel.exeが無いと抜かして、ブートに失敗する。

念のため、GRUBで起動して、ファイルを探してみると、ファイルはちゃんと存在しているのである。バイナリをcat表示してヒドイ目に遭ったが…とにかく「無い」というのはウソだ。誤認だ。言いがかりだ。

さまざまな謎を呼びつつ、もはやどうやっても駄目みたいなので、32bit版2003を別パーティションにインストールするという最後の手段で復元した。回復コンソールが起動できればそれを使うんだが、もはやそれどころではないので…また、こんな時のために、Cドライブは、何を入れても困らないように空きパーティションにしているのだ。正に、長年にわたって不調に苦しめられてきた人間の最後の知恵と言えよう。(そうか?)

ようやく復旧してみると、他のパーティションにインストールした2003は、まったく無傷であり、単にブートローダーの問題であったことが判明した。32bit版のServer2003に64bit版の2008を同居させることは(新ローダーの仕様で)できんのだろうか?それとも、単に気まぐれで追加していたubuntu7.10のGRUBが、インストーラを混乱させてしまい、不測の事態が起きたのか?それとも、とにかく単にこの2008のRC0がダメダメンなだけか?

しかし、特に追及する気もなくなり、結局2008を試す気もなくなり、日曜日はすっかり終わってしまい、ファミコンウォーズDSでもやってりゃよかったと後悔するばかりの夕暮れである。

Plamo LinuxのAthlon64x2対応版は出ませんかぁぁぁ