stoneは便利

Gmailを使い始める以前から、小生は、メールのバックアップは、古いメーラーを使って、テキストベースで行っている。余計な機能が無ければ、添付ファイルに怯える必要も無い。プレーンテキストが一番ですよ。

でも、小生のように「テキストで充分!」なんて、したり顔で世の中斜めに見てる奴に限って、RLOなんかに一発で騙されそうだね。お互い気をつけましょう。なお小生が愛用するQXエディタは、そのような便利で危険なUnicode制御文字になど対応しておらんわい!と威張る。

…っていうか、世間のひとは、メールの完全バックアップなんてやってないのか?小生は、怖くて、バックアップが無ければ迂闊に消せない。Gmailだって、バックアップ用のアカウントを用意して、そこに自動転送して、ふだんはアクセスしないようにしているほどだ。もっとも、買い物関係のメールは不用意に恐ろしい個人情報を記載して送ってくるサイトが多いから、こういうものをGoogleに預けるのはどうも心配だ。そこで、Gmail以外のメルアドも10個ほど用意して転送で連携させ、バックアップに、ひと工夫している。もちろん、Willcomのメールも例外ではなく、自動転送して、PCから閲覧・保存している。最終的にはすべてPC上に、ダンプを取るように、ドカスカとテキストに溜め込んで喜んでいるわけだ。もしかするとセキュリティ的には、却って危険なんではないのか?!

あまり凝りすぎて、どのメルアドがどこに転送されているか、本人も、しばしば判らなくなるほどであるが、しかし!こうすれば、イザという時、全文検索をかけて、望みの情報を一発で引き出せる筈なのだ。ただ、それだけのために、こういう管理をしている。

もっとも、小声で言うが、実は未だに、重要な情報を検索で見つけられたことが一度もないが…いや、未来への投資ということにしておこう。

それはそうと、GmailにPOPやSMTPでアクセスするには、SSLが必要だが、小生の愛用メーラーは対応していないので、stoneのお世話になっている。今はstoneにGUIをかぶせたwstoneというのを使わせてもらっている。

自宅のPC、どれが壊れても、どこからでもアクセスができるように万全の体制を組んでいるのだが、特定のマシンだけうまく動かなかった。深く考えずに、別のマシンまたは仮想マシンで実行していたが、今日、ふと気になって、初めて、よ〜く、エラーメッセージを読む気になった。

stone 768: Can't bind err=10048.

何じゃろう。と思って、stone.cを検索してみると、10048では引っかからないが、"Can't bind err="の部分が見つかった。WSAGetLastError()関数の戻り値を、そのまま表示している。自分で組んだことが無いので、調べて初めて知ったが、これはWinsockの関数で、10048というのは、「アドレスはすでに使われています」だそうだ。

つまり、わざわざソースを読むまでも無く、ローカルマシンで25番ポートを占有している、けしからんプロセスが居た、というのが原因だったのだ。恐ろしいことに、Windows 2000 Advanced Server上で、知らないうちに、SMTPサーバが動いていた…

なぜ小生は、メールを読むだけのクライアントに、2000 Advanced Serverを使っているのかは秘密だが、そこでどんなサーバプロセスが動いているかを、本人も整理できていないという、情けなくも危ない事実が浮かんでしまい、雨の中、ちょっと、がっくり来ている次第である。