NT4.0を「塩漬け」目的で仮想化した際の問題点


①今後のバージョンアップが困難では?
→ 基本的にバージョンアップしない。
OSも含めて、一つのサーバアプリという扱いである。
確かにIPアドレスは一個消費するが、全18サーバという
規模では、管理上大きな問題にはならない。
→ 今後のアプリ改訂・拡張時は、新たなマシンを、拡張性を考慮しつつ追加する。
なお現在のアプリ群も、DBとネットワーク接続されたサーバとクライアントで構成
されており、共存にあたり、齟齬をきたすことはない。
②最新のセキュリティパッチが当たらないことについて不安がある。
→ まず該当サーバはイントラネットであるから、外部からの侵入防御は、マシン個別の
課題ではなく、ネットワーク構成上考慮し、対処すべき問題である。
→ 次に、ウィルスの問題がある。これはファイルサーバに限らず、物産ネットワーク
上に存在する全てのサーバについて考慮しなければならない。

ウィルスの防御は、理論上は、二段構えで対処できると考える。
(1) ネットワーク上に防御サーバ(アプリ)を設置して侵入を監視する
ex) HPの仮想化サービスで提供されるIntelligent Networking Pack
(2) ファイルシステムそのものの定期検査
確かにNT4.0上では、最新のウィルスソフトは動作サポートされないが、
他のノードで仮想ディスクをマウントして定期検査することは可能なはず。