BUFFALO IFC-AT133 にRedHat9をインストールする

追加ボードを旧式PCに取り付け、Ultra ATA/133にした…までは良かったが、割と、その後苦労が多い。例えば、Windows 2000をインストールする時は、インストーラの青い画面の下に
PRESS F6 なんたら
と表示されたらすかさず押し、その後、製品付属のドライバフロッピーディスクを使う、という、一手間が余計にかかる。これを忘れると、ようやく長い長いインストール準備が終わった後、「ハードディスクが見つかりません」と情けないコメントを食らうことになる。

とは言え、Linuxも事情は同じである。
いくつかのディストリのIFC-AT133を見つけてくれるインストーラなら苦労しない。例えば、Plamo4.0以降4.2まで、まったく大丈夫だった。Debian3.1もOK。一方、Ubuntu6.06はダメだった。ちょっと古いがRedHat7.1あたりや、9もダメだ。
Fedoraは試していないが、RHAP(ショボ)の復習や、LPICの受験準備用には、そのあたりが欲しい。

ところが、あいにくっと、有効なハードディスクが見つからないと抜かす。
ちなみに、使っているひとはよく知っていると思うが、このボードをつけると、IDEディスクは
/dev/hde
/dev/hdf
...
として認識される。

あきらめきれずに調べているうちに、GRUBからインストーラを起動するという方法にたどり着いた。
この方法が使えるのはちょっと特殊な場合かも知れないけど、
・既にPCには別の(/dev/hdeまたはhdfが認識できる)LinuxGRUBが入っている。
ことが条件だ。沢山のLinuxを一台のPCに詰め込んで喜んでいる小生には楽勝の条件である。

まず、インストール用のCDから、isolinuxディレクトリを探し、2つのファイルを、空きHDDにコピーする。コピーするのは、カーネル(vmlinuz)と、初期RAMディスクイメージ(initrd.img)だ。
そして、/boot/grub.confあるいは/boot/grub/menu.lstに、次の記述を追加する。


title INSTALL - RedHat9
root (hdx, x) ←ここはご自分のPCに合わせて
kernel /boot/install/RedHat9/vmlinuz
initrd /boot/install/Redhat9/initrd.img
ちなみに、小生は、上のHDD番号を思いっきり間違えて起動に失敗した…がGRUBのいいところで、落ち着いてCを押し、コマンドラインでTAB補完させながら、一行ずつ入れれば良い。GRUBって、今更のオールヅだけど、素晴らしいな。今度、mapコマンドを駆使して、複数DOSを入れてみようと思っている。

以上の方法で、インストールCDからブートしても、フロッピー(boot.img)からブートしても、一向に認識されなかったIFC-AT133接続のHDDに、きっちりとインストールが出来ましたよ、奥さん。