辞書

そういえば、ちょっと前の月刊PLAYBOYでも辞書を楽しむ記事があり、おもしろかった。

机に辞書を並べてテキストを読み解くのが何となく憧れである。が、いつも時間が無くて、すぐやめてしまう。
日曜の夜になると、そういう現実逃避をしたくなる。
英英辞典や、古語辞典など、普段絶対使わないものが並ぶ。

読んでいるメインのテキストは……平田篤胤「仙童異聞」だったりして、時代からの逃避も極まった感がある。

「蘊(つつ)まず語る由」という文があり、ちょっと気になって調べた。「蘊蓄(あるいは薀蓄)を傾ける」という語で使われるこの字にはどうやら、「積む」意味はあるらしいのだが、手元の小学館新選国語辞典第六版では、出てこない。

ウンチクを傾ける、という意味は、教養を並べ立てる・(場合によっては)ひけらかすニュアンスだと思っていた。ウィキにもそう書いてある。しかし、小学館の辞典では、教養・知識を総動員して「努力する」ことだと書いてある。なるほど、そういう意味の方がいいなぁ。

……という感じで、結局本文はほったらかしになるのである。