小松左京『SF魂』

いまホロ酔い加減で、タイトルの本を読んで心温めているところだが…
山村工作隊」って、昔、『著者略歴』あたりで見かけたことがあって、
「さすが小松先生、よしあしは別として、ホント何でもやる人だっ」
と感動したものだが、読み方を間違っていた。というか、いったい何をする集団か、判ってなかった。小生、馬鹿だから、何かもの凄い極左戦闘集団か何かで、勇ましい斬りこみ隊長の名前が「山村さん」で、きっと、戦後日本が許せなくて、三島由紀夫なんかとは別の方角からこの国を憂えていて、そのチーム名が「やまむらこうさくたい」なんだろうと、勝手に想像を膨らませたまま、数十年過ごしてしまっていた…

だから、昔、自分の小説で「ニュー連合赤軍」と戦う「靖国警備隊」なんて登場させて喜んでいたんだが、ホント、小生は、勝手に判った気になって、とんでもない勘違いをしている、物知らずの大馬鹿なんだな…